日本の観光に関する基礎情報(Fact sheet about tourism in Japan)

持続可能な観光(Sustainable Tourism)を考えるうえでの基礎データは、観光業全体を概観したデータだろうと思います。そこで、日本の観光業関連の重要なデータを調べてみました。

[日本国内の観光業データ]
■経済面
観光関連経済規模:51.4兆円(GDP:972兆円)
日本の国内総生産(GDP)に占める割合(2008年):約5.3%
訪日旅行者の日本国内平均出費額:114,924円(2010年)
訪日旅行者の平均総出費額:207,832円(2010年)

■雇用面
雇用への貢献:430万人(雇用者総数:6,445万人の6.7%)

■実測値・推定値
・出国旅行者数(2009年)
2009年:1545万人(世界で第10位、アジアで第2位)
2010年:1664万人

・入国旅行者数(2010年)
日本は世界で第30位(アジアで第8位)

2001年 477万人
2008年 835万人
2009年 679万人
2010年 1000万人(目標)→861万人(実際)
2011年 東日本大震災
2016年 2000万人(目標)
2019年 2500万人(目標)

[cite]訪日外国人消費動向調査の結果など

[データから分かること]
世界全体の観光業データの記事も踏まえて、重要なポイントをまとめてみます。

観光業がGDPや雇用に占める割合では、世界より日本が低い。
世界全体の観光関連経済規模に占める日本の割合は、約9%。
平均支出額は、日本>世界。

経済や雇用の点では、日本は伸びしろがあると考えられます。

特に注目したいのは、平均出費額ですね。
世界平均の約7万円に比べて、日本では11万(国内消費)、旅行全体では20万円と「高い旅行」が強いられる点です。つまり、ある程度、豊かな外国人にしか訪問されにくい面があると思うのです。

高くなる理由には、物価高や円高があり、解決しにくい面があるのでしょう。
この対策には、キラリと光るウリの再確認や創出、格安航空(日本は格安航空元年で期待上昇中!)やアウトレットモールなどへの誘導などがあると思いますし、工夫すべきところでしょう。