観光に関する基礎情報(Fact sheet about tourism)

持続可能な観光(Sustainable Tourism)を考えるうえでの基礎データは、観光業の概要だろうと思います。そこで、観光業関連の重要なデータを調べてみたところ、次のようになります。

[世界全体の観光データ]
世界の国際観光客数(2011年):9億8000万人(前年比4%増)
世界の国際観光客数(2020年推計):15億人

国際観光収入(2008年):94兆4400億円(9,444億US$)
全世界の観光関連経済規模(総生産:2009年):547兆4000億円(5兆4,740億US$)
世界の国内総生産(GDP)に占める割合(2009年):約9.4%
平均出費金額:7万円(700US$)

雇用への貢献:世界中の雇用の10%が観光・旅行関連業

※1ドル=100円で概算
[cite: 日本貿易振興機構(JETRO)ビジネスライブラリーほか]

このデータが示していることの1つは、観光業が伸び盛りの産業であることでしょう。観光客数がわずか10年程度で1.5倍に増加する産業はなかなか見つかりません(介護事業などがありますが)。実際に、日本の観光庁も「観光業は21世紀のリーディング産業」としています。

2つ目のポイントは、雇用・経済の面で観光業の貢献が大きいことが示唆されることでしょう。世界には数多くの産業がありますが、観光業がGDPや雇用に占める割合は約10%となっていて、世界経済にとって重要な産業であることが分かります。

3つ目のポイントは、これらのデータは国際観光に関するものだけで国内消費は含まれていないという点です。自国内での観光についてのデータも付加すると、観光業の影響力や産業としての位置づけを重要視せざるをえないと思います。

今回の記事では、世界の観光関連データを示してみました。次回は日本の観光関連データをまとめてみます。